半年前、夫は突然の余命宣告を受けました。それ以来、夫は自宅で療養を続けていましたが、とうとう別れの日がやって来ました。それからあっという間に、初七日を迎えました。忙しかったせいか亡くなったのが遠い昔のような気がしましたが、夫の遺影はまだ辛くて余り見る事が出来ませんでした。しかし、この悲劇にはまだ続きがありました。寂しさで弱りきった私の心と身体を狙う悪魔が、ゆっくり…ゆっくりと近づいていたのです。